ニセカイジュウタク

横井 創馬

主要用途:個人住宅
敷地面積:81.43㎡
建築面積:48.29㎡
延床面積:108.46㎡
構造  :木造
階数  :3階

共同設計:佐瀬 和穂
大沢 美幸
施工会社:(株)三栄建築設計
企画広報:(株)メルディア・マーケティング
・プロモーション

 

 阿佐ヶ谷に建設される「ニセカイジュウタク」は、「多様なライフスタイルを受けとめる都市の住宅」をテーマとしたコンペティションで最優秀作品に選ばれた作品である。
この住宅には表と裏に2つの玄関があり、大小様々な部屋が長い一本道のようにつながっている。その一本道を好きな場所で分節すると、1つの家の中に2つの世界感を内包し、様々なライフスタイルを受けとめる住宅となる。
きれいな家と雑多な家。仕事の家と休息の家。両親の家と夫婦の家。時には旦那の家と妻の家を分けたって良いかも知れない。
さまざまな2つの世界を受け入れることで、人生の様々な変化を受け止め、建った時のまま停止した住宅ではなく、大らかに変化してゆく住宅ができないかと考えた。

 

 建物は主構造である「白い塔」のボリュームを取り巻く様にフロアが登ってから降りてくる2重螺旋の構造を持っている。それにより、2つの世界は距離を持ちながら少しずつ混ざり合い、お互いの呼吸を感じあう設計になっている。
建物の周囲には「パーゴラ」(屋外土間)が廻っていて、近隣の道路や通路から距離を取りながら、屋内空間を屋外へと延長するような計画になっている。
内部空間は柱や梁が120角のグリッドによって構成されていて、部屋が木々の間に偶然存在し、吹抜けを出たり入ったりしながら登っていく計画となっている。大小さまざまな特徴をもった部屋が現れては消えてゆき、映画のシーンのようにつぎつぎと場面が展開する。

 

 

 

 

 

出展者プロフィール

横井 創馬 建築設計事務所

横井 創馬

1983年 杉並区生まれ
2007年 日本大学卒業
2007年 坂茂建築設計EUROPE勤務
2009年 SANAA勤務
2012年 「セカイ/SEKAI」共同設立
2018年 横井創馬建築設計事務所設立

© 2021 杉並建築展2020